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2023年7月

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2023年7月

こどもの約束・おとなの事情

「クラスで遊ぼう」では、保護者の皆様にご協力いただき誠にありがとうございました。
会話の中で名前が出てきた子は、どの子でしょう。後日入園進級写真と合わせて名前入り写真のコピーもお渡しする予定ですので、お楽しみに!

さて、仲良くなってきた子ども達から聞こえてくる会話の中に、
「これから公園で一緒に遊ぼう。」「○○ちゃんと児童館で待ち合わせの約束したよ!」
「帰ったら、僕の家に遊びに来てね。」
といった、降園後の約束について耳にすることも増えてきました。
迎えに来たお母さんは、びっくり!
「え~っ、今日はスイミングの日だから遊べないよ。」
「お母さん、これから用事があるんだ…どうしよう。」
と、戸惑う様子もしばしば。
子どもがした約束はちゃんと守らなくちゃいけないけど、でも大人の事情もあって…と、考えこんでしまっている方もいらっしゃいます。
友達と仲良くなると、子ども達は「誰かと約束すること」を楽しむようになります。
だから、私はいつもお家の方にも聞こえるように言うのです。
「家に帰ってからのことは、お家の人がいいと言わなければ、まだ約束にはなっていないよ。」
と。大人はいろいろ用事もあるから、そうはっきり言っていいと思うのです。
ただし、毎回「ダメ」は厳しいですよね。いつなら大丈夫なのか、伝えてあげてください。
仕事をしているから、平日は遊べないご家庭もあるでしょう。その場合は、しっかりそのことも伝えてください。
「お母さんは毎日仕事しているから、帰ってからお友達と約束して遊ぶことはできないの。
だから幼稚園でい~っぱい遊んでね。」と。
先生達も、子ども達と約束する時には、
「砂場で待ち合わせね。」とか、「今はお手紙配ってるから遊べないけど、お弁当食べた後なら遊べるよ。どこで待ち合わせにする?」
などと具体的に伝えています。子どもとした約束は守るべきだとは思いますが、大人が無理しすぎてストレスを抱え込むことはないと思うのです。
子ども達は、柔軟です。
「そうか、今日はダメか。」「じゃあ、また今度遊ぼう」
と諦めたり、前向きに気持ちを切り換えたりしていくものです。
だから、また約束してないかハラハラすることはないのです。大人の事情をしっかりはっきり伝えてください。そうして、折り合いを付ける・がまんする・調整する・交渉するなどいろいろ経験することで、コミュニケーション能力を育てていきましょう。
なんでもかんでも自分の思いが通ってしまう生活では、成長はできませんから。

今日も子ども達は、楽しげに約束したり、様々な宝物を手に持ったりして帰って行きます。
廃品でつくった何か、まだ青くて固い柿の実の赤ちゃん、園庭で拾い集めた様々な形の葉っぱ、石拾いの時間に見つけたちょっと変わった形の小石…お家の方に見せるのを楽しみにしていてなんとも微笑ましい帰り道です。
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