2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。
2024年12月
経験の積み重ね
入園・進級から数えて半年あまりで、たくさんの経験をしてきた子ども達。
今まで経験していないことを、少しずつ保育や生活の中に取り入れてきた成果が、様々なところで現れ始めたようです。
先日、学年ごとにお遊戯会のリハーサルを行いました。
リハーサルを経験済みの年長児は、朝からやる気満々の様子。登園時に自分の役に入り込んで演技をしながら歩いてきた子もいました。さすがです!!
髪の毛をお団子にしてもらった女児は、うふふ♡うふふとお互いに顔を見合わせて笑っています。そんな一つ一つが楽しい嬉しい経験なのですね。
今まで、園児の負担にならない程度の練習を重ねてきました。練習を見ていると、毎回驚きの連続です。
「あの子、こんなにリズム感がよかったんだ!音楽にぴったり合ってる。」
「1学期は、涙をこぼすことが多くて声を掛けることが多かったのに、お遊戯会の練習では、 同じ役の友達のお世話をしている。そして、ニコニコで踊っているね。」
「いつも静かに遊んでいる子だと思っていたけれど、あんなに迫力ある演技をしている。すご い表現力!!」などなど。
今まで、踊ることにあまり興味がなかった子ども達も、毎日の園生活で歌いながら踊ることを続け、運動会も経験し徐々に表現を楽しむことができるようになってきました。
また、お遊戯会での衣装や髪型、手に付けるキラキラなども、「やる気スイッチ」を入れるための手段です。活動しやすくするために体に合わせた衣装の仮縫い、髪の結い上げ、キラキラづくりなど、係の方や保護者の皆様の様々なご協力も、役に入り込むための大きな手助けとなっています。心から感謝申し上げます。
子ども達は、いつの間にこんなに成長したのでしょう。
友達と遊びながらコミュニケーション力を身に付け、友達との距離感も調整できるようになり、新しいことに挑戦することの達成感を味わっているのですね。
成長した年長の中には、
「戦いを応援する演技をみんなで考えてね。」
の声掛けで、一律ではない様々な動きを役の子達で話し合い考え出すこともできるようになりました。ここでも、運動会リレーの順番をみんなで決めた話し合いの経験が活かされています。
一つ一つの経験の積み重ねが大切なのですね。
そんなこんなで、リハーサルは大成功!!!
どのクラスも、生き生きと楽しそうに踊れていました。
もちろん個人差はありますが、音楽がかかると楽しそうな表情になったり、役になりきっていたり、セリフを言ったり、歌を口ずさんだりしていれば大成功です。
すでに成長を肌で感じているご家庭も多々あり、
「家でも、踊ってくれるんですよ。」「この曲好きみたいです。」
など、様々な声が届いています。