おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。
2025年1月
マイナス?いえいえプラス
ステンドグラス横のミッフィー。
時にはハロウィンの魔女、クリスマスのサンタさん…。
たくさんの変身グッズを持っているミッフィーですが、クリスマスの時に、左おでこのあたりに5mm位のピンクのハートが付いていました。皆さんお気づきでしたか?
ダイヤモンドのようなカットのシールなのですが、子ども達が
「せんせい、これかわいいね。」
と、教えてくれるまで、私は気付きませんでした。
先生と園児で貼りにきてくれたとのこと。
「ほんとは、ここ、穴が空いてるんだよ。」
とも教えてくれました。ミッフィーちゃん、怪我をしてしまっていたのでした。
そして、こんな方法があったかと感心しました。
穴が空いている=困ったこと・マイナス → ハートのシールを貼る=穴を隠せる+かわいくなる・プラス |
ナイスアイディア!!
私もこんなふうに物事を見直して、子ども達と関わっていきたいと思いました。
困った時に、フォローするだけではなく、うれしくなるような「何か」をプラスすることができたら素敵ですよね。
運動会では踊りにあまり興味を示さなかった年中児が、お遊戯会の練習では、だいぶ踊るようになったのを見つけて、会う度に、「今日もかっこよかったよ。」「今日も一番上手だったね。」と、「見ているオーラ」を出し続けてみました。
すると、私を見つけた時の関わり方が変わり、笑顔で自分から話しかけてくれるようになりました。普段の園生活でも、自分から動けることが増えてきたように思います。その子は、やる気スイッチが見つかったのでしょうか。変われたことに拍手。
実はお遊戯会でも、様々な「想定外」が起きていました。
普段は間違えない子が、舞台の袖の位置(上手・下手)を間違えていたり、付けるはずの小道具を付け忘れたり、衣装が破けたり、練習では一度もとれたことがない衣装の装飾テープが突然全部外れたり…。でもそれらの想定外を子ども達と先生達のチームワークで乗り切りました。みんながんばったね!!
そして、お遊戯会後、担当の先生のあいさつの中に、
「いろいろなアクシデントもあったかもしれないけれど、『失敗した』ということより、その ことに子ども達が(先生達も)ちゃんと対応できた姿に成長を感じた」
という趣旨の話がありました。そのとおり!!
本当に、子ども達は素晴らしい可能性を持っていますね!これぞ、「生きる力」です。
これからも、失敗を恐れず様々なことにチャレンジしてほしいと思います。
「お家の人も先生達も、みんなで応援しているよ! いけいけ、おざわっこ!!」