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理加せんせいの子育てコラム

2026年3月(最終回)

初めての…

先日、音楽グループのEverly(エバリー)さんのうち2名によるミニ音楽会が開催され、作品展を頑張った園児への嬉しいプレゼントとなりました。演奏してくださったのは、ピアノとバイオリンの松尾さんご兄弟です。
ステージに近い前方に座った年長児は興味津々です。バイオリンを弾きながらの入場に、わくわく顔の子もいれば大きい音に驚いている年少児もいました
モーツァルトのトルコ行進曲から始まり、トトロやディズニーメドレーなどいろいろな演奏をしてくれました。
途中で、「このバイオリン弾いてみたい人!」と、松尾さんがみんなに投げかけると、言い終わらないうちから背筋を伸ばしてピンと力強く手を挙げている女の子がいます。
「あれ?」と驚きました。いつも静かな〇ちゃんとは様子が違い、前のめりになるくらい弾きたい気持ちが伝わってくるのです。
お兄さんにもその子の気持ちが通じたのでしょう。
なんと、その子が弾くことになったのです。終了後に松尾さんに、指名前のその子の様子と「できたらいいな」と思っていた私の思いを伝えると、驚いていらっしゃいました。すごい偶然もあるものです。
真剣なまなざしでお兄さんと一緒に抱えたバイオリンから出てきた音は、細くきれいな音でした。実は、松尾さんも、ご自身が保育園児だった時に園で聞いたバイオリンに興味を持ったことがきっかけとなり、演奏者になったとのこと。本物の持つ力は、すごいですね。本物の音に触れ、触り、どんなにドキドキしたことでしょう。
席に戻る前に小さくこぶしを握ってガッツポーズをした後、ほーっとため息をついたその背中は、満足感であふれていました。よかったね!!!
この一瞬が強く印象に残り、大切な思い出となってくれることを願うばかりです。
これから、みんなはどんな「初めて」に出会うのでしょう。何がきっかけとなるのでしょう。
楽しみですね。未来を担う子ども達の行く道を皆様とともにずっと応援していきたいと思います。
 
さて、このコラムで保護者の皆様に知ってほしいことや伝えたいことを気ままに書き綴ってきて、早25年になりました。ちょうどよいところで一区切りつけ、最終回とさせていただくことになりました。園だよりやホームページを通して、様々な場所、様々な時間にご覧いただいたことで、保護者の皆様と少しお近づきになれた気がしています。心から感謝申し上げます。
幼稚園時代は、あっという間に過ぎていきます。振り返った時に「楽しかったなあ」と思えるように有意義にお過ごしください。ありがとうございました。  
副園長 小澤 理加
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