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理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2011年11月

お遊戯会の季節になりました。
この時期は、来年度の入園手続きも始まり、幼稚園がなんとなくそわそわしてくる時期です。小さな2,3歳児が幼稚園にやってくると、一年前の小さかった子ども達が思い出され、
こんなに、小さかったんだっけ…と、園児一人一人の成長ぶりに改めて驚いてしまいます。
わずかな時間で何でも吸収し、様々なことに興味を持ち楽しんでしまう子ども達です。

理加せんせい

 そんな園児の最近の様子は…というと、やはりお遊戯会に関することが目につきます。
「先生、見て!」
と、おままごとの洋服を着た年中組の女の子が、朝、恒例のように、職員室に入ってきます。
今日は、長い緑のロングスカートの上に、ピンクのミニスカートを重ね履きして、その上に透ける布の黒いマントを羽織っています。何気なく「魔女?」と聞いた教員に、
「違うの、これは白雪姫。こういうマント着てるでしょ。」
と困った顔になってしまいました。
見ていると、衣装の重ね方によって役柄も変化していき、バージョンも毎日変わります。
「プリキュア」の日はベルト着用、頭にも何か(レースのスカート?)被っています。
戦いモードの時は、紙を丸めてつくった剣を腰に刺し、「いくぞ!!」と女剣士になって、勇ましく職員室を去って行きます。赤ずきんちゃんの日は、なぜか銀色の頭巾を被っていました。
 また、階段では、透けた布地の羽を背中に付けた年長組の女の子が、ひらひらと手を羽ばたかせて、2階から降りてきました。私も、なんとか当てようと張り切って、
「あなたは天使?」と聞くと、
「私は、鶴の子どものお姫様よ。」
と言われてしまいました。うーん、外れ。予想だけでものを言うのは、難しいですね。
「あら、すてき。飛ぶ練習ですか? 飛べるようになったら、教えてね。」
と、ごまかしました。大人って、これだから…。ところが翌日、
「双子になりました!飛べるようになったよ。」
と、同じような姿の仲間を連れて現れました。
「あらすてき!昨日より、羽がひらひらしてるね。」
よかった、がっかりしてなかったんだ…。そして、翌々日は、
「三つ子になりました!」
どんどん仲間が増えて、楽しそうです。

 このように、子ども達にとって衣装とは、そのものになりきるための遊びの「アイテム」なのですね。古着であっても、それらしく重ね着して遊ぶ様子には、感心させられます。
毎日そうして続けて遊び込んでいくうちに、様々なことが身についてくるのだと思います。
 お遊戯会は、そんな子ども達の「遊び」の延長です。
担任が、子ども達一人一人を思い浮かべながら、その役になりきれるように選んだ衣装だったり、子ども達が好きな色を選んだりして決めた衣装です。できるだけ、保護者の皆様にご負担をお掛けしないように、今まで使用してきたものを工夫して着用しています。役になりきれるように、楽しく踊れるようにと工夫して使用している衣装の基本の形はどれも、スモックやスカート・もんぺ型のズボンなどです。そこに、子ども達の想像力が加わることが重要です。
小道具類も、「役になりきる雰囲気づくり」を考え、各担任がつくっています。
 園では、有志の皆様にも、衣装づくりにご協力いただきました。貸し借りも減り、お遊戯会が、よりスムーズになります。(今年は、福島から避難してきている教員の親戚の方にも、ご協力いただきました。)
 衣装には、そんな計り知れないたくさんの思いが込められているのです。
雰囲気づくりは、大切ですね。みんなで心から楽しめるお遊戯会となりますように。