
おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。
2012年05月
「すき❤」の力
「この先生、だあれ?」
朝、元気に登園してきた年少児に担任が聞くと、
「す・き」
と答えが返ってきました!
言葉もたどたどしく、先生の名前はまだ覚えていない子の口から出た、素敵なコミュニケーションの言葉です。
聞いていた私は、心がほっこり。今日も、朝から素敵なことに出会えたなと嬉しくなりました。
さて、今年のクラス帽の色は何色でしたか?
年度初めのこども達は、このクラスカラーを覚えることから始まります。
進級した園児も、ついつい昨年度のクラスカラーの靴箱の場所に行ってしまったり、保護者からの通園バスやあひるキッズの連絡用紙にも、昨年のクラス名が書かれていたりして、環境の変化に対応するのに少し時間がかかるのは、大人も子どもも同じなんだなと楽しくなりました。
そんな園児達も、ずいぶんクラスカラーに馴染んできたように感じます。
ところで、その色は、皆さんの好きな色でしたか、そうでもなかったですか?
色々個人的な好みはあると思いますが、まずはこのクラスカラーを好きになってください。
その一つの方法でしょうか。靴や靴下・上着をクラスカラーにして登園してくる園児を見かけます。中には、お母さんや下のお子さんの洋服の中にも、その色を取り入れてくださっている様子も見られて、なんだか嬉しい気持ちになります。
皆さんも、よかったらその色を「今年のテーマカラー」にしてみてはいかがですか?
そして、さらに子ども達に一言。
「この色、お母さん好きになったよ!」
これだけで、魔法のように、クラスカラーに馴染んでしまうから不思議ですね。
お家の方々の言葉は、子ども達に印象強く残るようです。
また、登園時に激しく泣いている新入園児(兄弟)について、
「先生、あの泣き方はまだ大丈夫。『ママ』っていいながら泣いているから。大人が、駆け寄 ってくれるのを待っているのだと思います。『ママ』とも言えずに激しく泣いていたら、声 を掛けてやってください。それまでは、そのまま様子を見ていて大丈夫です。」
こう言って、笑顔で帰って行かれた保護者がいたと担任から聞きました。何という信頼関係。何という素敵な子育てでしょうか。我が子が心配じゃないわけはありません。
これは、幼稚園を信頼し、笑顔で安心して預けてくださる気持ちと、これまで見てきた我が子の性格を、お母さんとしてしっかり理解してきた証ですね。本当に、ありがとうございます。
これからも、たくさんの愛情を注ぎながら、心を込めて子ども達とかかわりますね。
そして、保護者の皆様と同じ方向を向いて子ども達の育ちを支えていけたらと思います。
保護者が、笑顔で担任と話している様子を、子ども達は敏感に感じ取ります。
「ここは、安心できる場所なんだ。お母さんも笑ってる。」
そう思えることが、新しい環境に慣れる一番の早道だと思います。
何でも、初めの一歩は、「好きになる」ことから始まります。どうぞ、幼稚園を好きになって親子で園生活を楽しんでください。みんながクラスを好きになってくだされば、幼稚園の空に賑やかな12色の虹がかかる日も近いですね。
たくさんの「好き❤」のメッセージを届けようとしている教職員のことも、どうぞよろしくお願いします。明日は、どんなことが起きるかな。
毎日がこうした発見に満ちた場所、それが幼稚園ですね。