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理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2021年11月

成長・生長を見守る

理加せんせい

「○○君、どうしたの?」
朝、すりむいた年少児を職員室に連れて行こうとしている時、年長組のお兄さんから声がかかりました。
「すりむいちゃったんだ。血は出てないから大丈夫みたい。消毒してくるね。お友達?」
「同じバス。(私のばんそうこうを貼った手を見て)そっちもけがしてるね。大丈夫?」
「先生は爪でひっかいちゃったの。優しいね。ありがとう。」
私のことまで心配してくれました。
そして、後ろでは、「私、○○君と遊んでたの。」と、心配して同じクラスの女の子ものぞき込んでいました。みんな優しいですね。周りの人に関心を持ち、心配してくれた「思いやり」の心の成長が嬉しくて、朝からほっこりしました。

このような何気ない会話の中に、子ども達の成長が見て取れますね。
特に、年長児は、周りを気に掛けながら遊び、困ったことが起きると駆けつけて手を貸そうとしてくれます。
「同じクラス」として仲間意識が芽生えてきた年少児も、日常的にクラスの子が困っていると気に掛ける様子があります。
中には、困ったことを先生に伝えに来た年長児よりも上手に、状況説明をしてくれる年中児も出てきました。一人一人の得意なことが活かされてきていますね。

ところで、園では着替えが始まりました。園服を着ることに抵抗が強かった年少児も、
「園服着てこれたね!」
と、担任におなかに花丸をかいてもらい、満面の笑顔になっていました。
コロナ感染防止対策の中でも、様々な経験をしたことで、周りと折り合いを付けることが上手になってきています。
少し前から、年少組・年中組もようやく参観を実施することができるようになりましたが、
ベランダに保護者の皆様が整然と並び、静かに参観していただいたことで、年少組もいつもと同じように朝の活動をすることができました。これは、すごいことですね!
見られていることが分かっているのに、普段と変わりなく活動できたことに、子ども達の成長を感じることができました。ご協力に感謝申し上げます!
年長組は、12月に実施予定ですのでもうしばらくお待ちください。

幼稚園の周りには秋の自然が溢れています。
降園時に、駐輪場の周りに落ちているどんぐりを拾っている楽しげな光景も見られます。
実は、自宅北側の木立のどんぐりの木のいくつかは、前園長が子ども達に拾わせてあげたいと植えたものなのです。何年も掛けて大きく生長し、園長も代替わりをした今、ようやく実がたくさん落ちるようになりました。おかげで今年の年少組の遠足の際も、
「トトロからのプレゼントだね。」
と、みんなで楽しく拾うことができました。このように環境づくりは、何年もかけて変化していく場合もあります。ご家庭でも、何年も掛けて変わっていくものがあってもいいのではないかと思います。焦らず、見守っていきましょう。